花札ゲーム集

花札で遊べるゲームルールの一覧です。
概要の記述に留めていますが、一覧にすることで、おおよそどんなゲームがあるのか、
どのような分類ができるのか、どんなゲームが面白そうかなど、興味を持つきっかけになるかと思います。

愛本堂花札では現在「こいこい」を遊べるようにのみなっておりますが、
今後、少しずつ、他のゲームも遊べるような形に出来たらいいなと思っております。
なお、今のところ、こいこい以外のゲームとしては、面白さ/知名度などを考慮して、
花合わせ」「おいちょカブ」「八八」を候補としております。
(個人的に非常に興味があるのは、まさしく本格花札と呼べる「手本引き」です^^)

名称 系統 人数 札枚数 勝敗決定方法 概要
花合わせ 花合わせ系 3人 手七場六
48枚
88点基準の点数計算。12ヶ月戦で点数勝負。 【手役】七カス、六カス
【出来役】五光、四光、七/六タン、赤/青短、のみ、表菅原、、等
別称「ばかっ花」「絵取り」。最も大衆的で人気/知名度のあるゲームの一つで、花札の基本形のゲームです。ルールは単純で、大人も子供も楽しめる面白いゲームです。
こいこい 花合わせ系 2人 手八場八
48枚
12ヶ月戦を行い、高得点者が勝者 【手役】手四、くっつき
【出来役】五/四/雨四/三光、花見/月見で一杯、、等
ゲーム内容は簡単ですが、駆け引きや冷静さが問われるスリリングなゲームです。最も知名度と人気のあるゲームの一つです。
松桐坊主 花合わせ系 2人 手八場八
48枚
12ヶ月戦で点数勝負 四光、青/赤短、一二三、ぼたんきり、がんぼ 2人で遊ぶ花合わせ系のゲームで、松桐坊主(1,8,11月)の3枚の非切り札が鬼札となる、2人遊びゲームの中で面白いゲームの一つです。
六百間 花合わせ系 2人 手八場八
48枚
600点先取者が勝者 【出来役】五光、七短、猪鹿蝶、雨シマ、大三、小三、松桐坊主、青短、、等 六百間とは600点のことで、600点を先取した者が勝ちというルールです。札の点数や出来役、ルールも独特で、スリルのある2人ゲームです。
加賀 花合わせ系 2人 手七場六
48枚
12ヶ月戦で点数勝負 【手役】手四、空素
【出来役】緋、青短、四光、シマ
2人ゲームゆえのスピードとスリルがあり、役の種類が少ないために、非常に単純なゲームです。こいこい同様に、札の点数には全く関係なく役の点数のみで勝負します。加賀(北陸)地方で行われているゲームです。
鬼こいこい 花合わせ系 2人 手八場八
48枚
- 【出来役】五/四/雨四/三光、赤/青短、十もの、短冊札、カス札 こいこいに非常に類似する、岐阜地方で行われているゲームです。ゲームの名前の通り、鬼札に特徴があります。
むし 花合わせ系 2人 手八場八
40枚(むし札:牡丹と萩が無し)
115点基準の点数計算。12ヶ月戦で点数勝負。 五光、三光、藤シマ、桐シマ 基本的な内容は単純ですが、ユニークな使い方をする鬼札がゲームを面白くしています。花合わせと類似していますが、使用札枚数が異なります。
花合わせとカブの折衷系 2人 手七場六
48枚
二回連続で相手に20点以上の差をつけて勝つこと 【出来役】霧島、短の霧島、御老中、短の御老中、五四六、短の五四六、七五三、短の七五三、、等 ゲームの名前からして八八系を想像しますが、各札の点数、出来役、札の合わせ方など全く異なり特徴のある、別個のゲームです。
下町では「盆遊び」「夏遊び」と呼ばれています。
八八 八八系 3人〜 手七場六
48枚
吟味をとる(12ヶ月戦を行い、高得点者が勝者) 【手役】三本、立三本、赤、短一、、等
【出来役】赤/青短、七短、五/四光、、等
簡単なルールのゲームが多い花札ゲームの中で、手役だけで50以上の種類があるなど、麻雀に匹敵するほどの最も本格的なゲームです。最も有名で人気のあるゲームの一つです。
二人八八 八八系 2人 手七場六
48枚
【手役】三本、立三本、赤、短一、十一、空素、、等
【出来役】赤/青短、七短、五/四光
山札を全て使わないことと点数の計算が八八とは違い、面白さは八八ほどではないですが、二人で出来る八八です。
遠州花 八八系 3人(もしくは2人) 手七場六
48枚
12ヶ月戦で点数勝負 【手役】四三、しょうぶ三本、桐三本、菊三本
【出来役】天皇、赤/青短、ししちゅう、ししぼ、、等
八八と比べて手役が少ない、八八の小型版ともいうゲームですので、覚えるのがより簡単で、勝負にスピード感があるのが特徴です。地元では「ししぼちゅうしん」と呼ばれています。
仙台花 八八系 3人 手七場六
48枚
12ヶ月戦で点数勝負 【手役】しょうぶ手役、桐/藤/芒/萩手四、、等
【出来役】五/赤/青短、五/四/雨四光、、等
遠州花同様、八八派生のゲームです。八八派生の地方花としては他に、秋田花、南部花、備前花、越後花、山形花などがあります。
チュンチュン 八八系 3人(及び〜7人) 手七場六
48枚
- - 岡山などの山陽地方で行われている八八派生のゲームです。
九〇花 八八系 3人(〜7人まで) 48枚 - - 八八を簡略化したゲームで、岡山など山陽地方で行われているゲームです。
おいちょカブ カブ系 2〜10人(5,6人が最適) 40枚(カブ札、もしくは柳と桐無し) 12ヶ月戦で点数勝負 四一、九一、あらし カブ系の代表的なゲームで、ルールは簡単で勝負も早く、誰でも出来るゲームです。あまり理解されない方からは、単純ゆえに博打性が強く技術も必要無いと敬遠されがちですが、これほど技術が要求され面白味のあるものはなく、花札の中で最も面白いゲームとも言われています。漢字で「追丁株」、北海道では「トッパ」、秋田では「迦鳥」、青森では「カホ」と呼ばれています。
京カブ カブ系 2人〜 (5人が最適) ゾロカブ、九一総取り 札の並べ方、目数の呼び方、役などがおいちょカブと異なりますが、基本的な遊び方はおいちょカブと同様で、おいちょカブの面白みであるスリルとスピードを楽しめます。
引きカブ カブ系 2人〜 (5,6人が最適) ゾロカブ、九一総取り おいちょカブなどが親対子の勝負なのに対して、引きカブは全員敵同士となって遊びます。
きんご カブ系 2人〜6,7人 40枚(きんご札、もしくは柳と桐無し) きんご三倍付け、シゴロ二倍付け 9(カブ)が基準ではなく15が基準なのがカブ系と異なりますが、カブゲームに似ていて、トランプのブラックジャックに似ているゲームです。
手本引き カブ系 2人〜 1〜6月札(又はカブ札)、モク、カミシタ 親vs各子 - 単純で、素人でもその場で覚えて参加できるほどですが、張り方が独特で、奥深いゲームです。かつての任侠映画「緋牡丹シリーズ」などで登場した賭博シーンでこの手本引きが表現されており、親対子の心理戦になることから日本で最も面白い賭博ルールとの評価もあります。賭博はもちろんいけませんので、花札ゲームとして楽しみましょう。
ばったまき カブ系 2人〜 赤黒2組96枚 16回勝負 - あと/さきの三枚札の合計目で勝負を決めます。目の数え方はおいちょカブと同じです。基本は子同士の勝負で、親は調整役として参加します。
四一 カブ系 2人〜 40枚(カブ札、もしくは柳と桐無し) 12ヶ月戦で点数勝負 からみ、四一 四一(しっぴん)はカブ用語である通りカブ系ゲームですが、運任せに強く依存する単純なゲームで、勝負の決着がはやく着くのが特徴です。
こいこいの
あとさき
カブ系 2人〜 48枚 - - またたく間に勝負がつくゲームで、子が複数人参加すると特に賑やかで楽しいゲームです。花札ゲームをする際に、人数が揃わないうちに前座として取り上げられるゲームです。
そった カブ系 2〜10人 20枚(1〜10月のカス札) - - 韓国でゴーストップと並んで最も人気のあるゲームの一つです。
おとろく カブ系 5〜6人が最適 40枚(きんご札、もしくは柳と桐無し) - - 「きんご」に非常に良く似ている、東海地方で行われているゲームです。
えちょぼ カブ系 2人〜 1〜6月札(又はカブ札) - - 手本引きに非常に似たゲームです。
六ッ割 カブ系 2人〜 40枚(柳と桐無し) - - ばったまきに非常に似たゲームで、浜松を中心とした東海地方で行われているゲームです。別名「半貫」。
ポカ ひよこ系 2人 手六
48枚
手札を先に出し切った者が勝者 総出し、三双、ピン三枚、化三枚、ブッタクリ 碁石五個の先取者が勝者となるところから「五文勝負」とも言われます。
スピーディさが特徴で、内容も単純なので、初心者でもやり易いゲームです。
ひよこ ひよこ系 2人 手六
45枚(桐のカス札が無し)
手札を先に出し切った者が勝者 - 使用札と月の関係が他のゲームと全く異なるのがこのゲームの特徴です。
いすり ひよこ系 3人 手六
46枚(桐のカス札2枚が無し)
手札を先に出し切って上がり、高得点者が勝者 (上がり方)通常上がり、一手上がり、ソロ上がり、同月札4枚以上上がり ひよこ系のゲームですが、勝負の仕方/計算方法がトランプのセブンブリッジに似ています。
素倒し - 3人 手七場六
48枚
12ヶ月戦で点数勝負 【手役】(八八の手役に同じ)三本、立三本、赤、、等
【出来役】坊主かぶり/ぞろ、雨かぶり/ぞろ
札の点数、出来役の定め方や計算方法が独特で、花札の中で最もユニークなゲームです。
てんしょ - 2人 手六場六
45枚(桐のカス札が無し)
12ヶ月戦で勝数勝負 【七分役】一二三、一二十、三四五、七五三、ナカゾウ、、等
【半役】クマザン、娘、婆さん、、等
七分役と半役という二種類の出来役をゲーム開始前に決めたり、2人のゲームにも関わらず使用札が45枚と奇数であったり、札の配り方も独特な、風変わりなゲームです。
猪鹿蝶 - 3人〜 (5,6人が最適) 48枚 親のめくり札によって取得点数が異なり、12ヶ月戦の点数勝負 猪鹿蝶 とても単純なゲームで、一瞬のうちに勝負が決まるスピードゲームです。ビンゴゲームに似ていて、めくり札によって一喜一憂するスリルが味わえます。
やっちゃば - 4〜6人 48枚 - - トランプの神経衰弱とポーカー、花札の手本引き、麻雀の要素を合わせたような独特なゲームです。


花札ゲームアンケート



花札ゲームアンケート結果